交換日記
最初にやること
2021年4月に製造部門の課長を任されました。
これまでは間接部門を担当していたので、
製造部門の仕事のやり方やルールなど分かりません。
同じ会社なので面識はありますが、メンバーのことも詳しくはありません。
このような状態であなたなら何から手を付けますか?
私は、メンバーとの対話が重要と考えて
異動した初日に「交換日記」を実施することを提案しました。
交換日記の目的
対話の手段として「交換日記」を採用した理由は、
まだ仕事内容を把握していない状態で、
メンバー一人一人とじっくり話す時間は取れないと考えたからです。
人数も約30人で、とてもそんな時間は当分取れない・・・
そこで、A5サイズのノートを準備しました。
何事もお願いするときは、
その趣旨を伝えて、相手に納得してもらわないと事はすすみません。
この「交換日記」も然りです。
メンバーには、以下を目的として伝えました。
- 皆さんがどのような人間なのか知りたいため
- 私がどのような人間なのか知ってもらうため
- お互いを理解し合い、楽しい職場にするため
交換日記のルール
この交換日記を継続していくためには、
メンバーには気軽に提出してもらう必要があります。
そこで、次のルールを決めました。
- 提出頻度は少なくとも2週に1回
- 記載内容は、特にしていしない。仕事のことでもそれ以外でもOK
- 鉛筆書きでもペン書きでもよい。
- 新たに設置した提出ボックスに提出
- 毎週末受け付ける
- 週末にコメントを付けて、次週月曜日に返却
このようにして、「交換日記」が始まりました・・・
今の状況
交換日記を始めて1ヶ月半が経ちました。
今現在、私が感じていることを記していきます。
「交換日記って大変で続かない!」と思っている方
当然いると思います。
ところが、これ、意外と続くものですよ。
なぜなら、「返答」だからです。
書かれた内容に対して、
こちらが思っていることを書くのは、
それほど難しいものではありません。
それでも初回は約20人分の返答に2時間かかりましたけど・・・
だいたい3回提出機会があって、
この短い期間でも「交換日記」の効果は感じます。
一番感じるのは、メンバーとの距離感が近くなったこと。
普段挨拶くらいしか時間のとれない人に対して、
「交換日記」の内容を少し話すことができました。
今は、「交換日記」を読むのが楽しみになってきました。
SNSとかが流行るのも分かる気がします。
日本の管理職が、「明るい未来」を作る!
前向き人間の創出!
今日は、このへんで。